建物がペットホテルだったせいか病院とはおもえないほどゆったりとした造りでした。
導入されている資機材もスバラシイと思います。
今回お世話になったのは7歳半のミニチュアダックスが、椎間板のために左後ろ脚を引きずるようになり、手術が出来る病院だからと紹介されて来たのです。
結論から言います
その犬は術後3日で容体が急変し、その晩に息を引き取りました
椎間板で手術したのに、なぜ・・・
手術は観ることが出来るということで、ガラス越しに1時間の手術を見させていただきました。
その時、疑問に思ったことが3点ありました。
執刀するドクターと助手2名は、帽子に白衣、手袋と感染防止に気を使っているのが分かりました。
疑問の3点はこうです
1.手術中に2回、普段着の事務員がオペ室に入ってきて、先生の指示を仰いだこと(雑菌の持ち込みは考えられないか)
2.背骨の一部を剥離し、神経を露出させるという手術でしたが、ラジオペンチのような道具で、取った骨片を指で取り除き捨てた。
3.微妙な神経の部分なのに雑駁な手術
術前に状態を見るため先生は犬を歩かせました。よた付きながらも普通に歩いたのを見て、CT画像を使っての説明の時、神経が圧迫されて歩けないはずなのに、気力で歩いていると驚きました。
死因は細菌性脳症でした。
ストレスによるものか、手術をしなかったら死ななかったのか、たまた今回この症状がでてしまったのか・・・
原因が解っても、亡くなった犬は帰ってきません
当初から多弁な医師だと思っておりました。脳出血のMRI画像を見て、私が脳幹圧迫で呼吸停止になる話をしたら、「よくご存じで」と驚いていました。
歩けなくなっちゃうかもしれないけど、命までは取られなかったと、手術したことが悔やまれてなりません
ただ、先生は一生懸命やってくれたと思います。