🐱猫を迎える前に知っておきたい「お金の話」
日常にぬくもりと癒しをあたえてくれる、猫との暮らし。
しかし、長く健やかに一緒に過ごすためには、経済的な準備も欠かせません。
この記事では、猫を飼う際にかかる費用を「初期費用」「月々の費用」「年間費用」「年齢別の変化」「生涯費用」の5つの視点から、具体的に解説します。

初期費用:猫を迎えるために必要な準備
猫を飼い始める際には、まず「初期費用」がかかります。
これは、猫を迎えるための環境づくりや、健康管理のための準備費用です。
主な初期費用の内訳
- 猫の入手費用:保護猫の場合は医療費(譲渡費)負担(1〜3万円)、ペットショップでは10万円以上も
- 基本用品:トイレ、猫砂、食器、キャリー、ケージ、爪とぎ、キャットタワーなど(合計3万〜5万円)
- 医療関連:ワクチン接種(5,000〜7,000円)、避妊・去勢手術(1.5万〜3万円)、マイクロチップ(3,000円前後)
合計:6万〜20万円程度が目安

月々の飼育費:毎月かかる基本コスト
猫との暮らしには、毎月のランニングコストが発生します。
これは、食費やトイレ用品、医療費の積立など、継続的な支出です。
月額費用の目安
- フード代:3,000〜5,000円(プレミアムフードなら1万円近く)
- 猫砂・トイレ用品:2,000〜3,000円
- おもちゃ・消耗品:1,000〜2,000円
- 医療費の積立:3,000〜5,000円(健康診断や突発的な病気に備えて)
- ペット保険(任意):1,000〜3,000円(加入する場合は月額でこの程度が目安です。)
合計:月8,000〜15,000円程度が一般的

年間費用:1年でかかるコストの全体像
月々の費用を積み上げると、年間では以下のような金額になります。
- 年間費用の目安:11万〜17万円
- 追加費用の可能性:ワクチン接種、ノミ・ダニ予防、ペットホテル代など

年齢別の費用変化:子猫・成猫・シニア猫
猫の年齢によって、必要なケアや費用は変化します。
子猫期(0〜1歳)
- 初期費用+医療費が多め(ワクチン・去勢手術など)
- 食事量が多く、消耗品の交換頻度も高い
成猫期(2〜7歳)
- 安定期。月々の費用は平均的
- 健康診断は年1回が目安
シニア期(8歳〜)
- 医療費が増える傾向(慢性疾患・検査項目の増加)
- 健康診断は年2回以上推奨

生涯費用:猫と15年暮らすための予算
猫の平均寿命は約15年。
この期間にかかる費用を合計すると、以下のような金額になります。
- 生涯費用の目安:130万〜260万円
- 内訳:初期費用+月々の費用×15年+医療費・臨時費用

まとめ:費用を知ることは、猫との幸せな暮らしの第一歩
猫を飼うには、思った以上に長期的な経済的責任が伴います。
しかし、事前に費用の目安を知っておくことで、安心して迎える準備ができます。
「お金をかける=愛情」ではなく、「必要なケアを無理なく続けられる環境づくり」が大切ですね。


